看護師になって初めての救急外来

私が看護師になったのは、もともと医療に興味があり普段何気にインターネット等で病気などを調べている内に、最終的に看護師に興味を示したのが理由となります。その後看護学校を経て資格を取得し、募集のあった地元の二次病院に勤める事となったのですが・・・想像以上に忙しかったのです。

初期は入院病棟に回され雑用がメイン、その後少しずつ患者さんと関わりを持つようになって、入院と退院のドラマを数多く見てきました。初めて患者さんの死に直面した時の事は、おそらく生涯忘れる事はないと思います。

そして数年が経過し、4月に突然救急外来に回される運びとなりました。特に勤務形態に変化がなく、忙しいのはいつもの事ですし、従来通りの勤務をすれば問題ないかなと思っていたのですが・・・認識が甘過ぎました。

他の病院はどうか分かりませんが、私が努めていた病院は夜間・時間外診療も救急外来も兼務で、夜間の患者さんの多い事多い事・・・普通に考えたら、病気に土日も何もありません。結局さらに忙しくなり、ここの勤務になって5日でめまいをした記憶があります。

さらに忙しさに拍車を掛けたのが「救急」です。勤めている病院は二次病院ですので、頻繁に救急車が患者さんを搬送してきます。サイレンの音が近づいてくると、「よし!がんばらなきゃ!」と自分に言い聞かせていました。

件数で言えば1日30件程度です。ですが、救急車は患者さんを搬送してはいおしまいで済みますが、こちらは1人の患者さんに対する時間が「生理検査」「処置」「(状況によって)入院手続き」が終わるまで続くのです。

さらに、「救急搬送」されたという事で、患者さんのメンタルも非常に弱っています。それに関するケアも、救急外来新米である私が行う事が多かったのです。その辺りの研修も予め行ってますが、現実はほとんど上手く出来ませんでした。

さらに、患者さんの家族も救急事案である以上「突発的な事」でかなり動揺しており、家族を落ち着かせつつ現在の患者さんの状況説明やその後の説明も行っておりました。ホッとする家族、うなだれる家族、涙する家族・・・色々な顔が待合い室にありました。

「笑顔」は基本ありません。病棟時代はたくさんの患者さんと笑っていたのですが、この救急外来ではほとんどそのような出来事がなくなってしまったのが、ちょっとストレスになっています。夜勤が明ければ真っ直ぐ自宅に帰り、そのまま眠ってしまう事もいつの間にか「いつもの事」になっていました。同じ病院で、ここまで勤務内容が変わってしまうのは病院ならではなのかな?と思います。

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